2014/08/01 (更新日:2014/08/20)

息切れに効果的な漢方のひとつ苓桂朮甘湯で予防

息切れや動悸に!恐るべきパワーを秘めた苓桂朮甘湯

息切れや動悸、めまいなどの症状を改善するのに漢方を役立てることもできますが、苓桂朮甘湯はそんな漢方薬の1つです。苓桂朮甘湯は水分循環を改善して、水毒を取り去ることでのきる薬であり、めまいの症状を改善させることができます。

構成生薬は、茯苓(ブクリョウ)、蒼朮(ソウジュツ)、桂皮(ケイヒ)、甘草(カンゾウ)となっています。苓桂朮甘湯の名前は、構成生薬から一字ずつとられたものです。適応証としては、虚証(虚弱)、寒証(冷え)、湿証(水分停滞)です。

さらには、息切れ、頭痛、神経質、ノイローゼ、バセドウ病、胃アトニー、神経衰弱、メニエール氏症候群、不眠症などもあります。漢方においては、めまいの要因として、第一に水毒を疑います。

苓桂朮甘湯の役割は、水分循環を改善して水毒を取り去ることです。水毒を取り去ることで、めまいの症状を改善し他に、血圧異常、胃下垂症、高血圧症、結膜炎、仮性近視、耳鳴り、ノイローゼなども改善できるようになります。

苓桂朮甘湯の使用で注意すべきことは、少量で副作用が出ることもあるということです。副作用の表れ方は人によって違いますが、服用時にむかつきが出たり、食欲がなくなったり、怠くなることもあります。

漢方薬では副作用が出ない印象がありますが、そんなことはありません。もし辛い症状が身体に表れた時は、我慢しないで医師に相談するようにしましょう。

副作用にもいろいろなものがありますが、重い副作用としては、偽アルドステロン症、血圧上昇、むくみ、体重増加、手足のしびれ、筋肉のふるえ、低カリウム血症などがあります。顆粒で飲む場合は、お湯で溶かしてから飲むことができますが、水のままで飲むこともできます。

苓桂朮甘湯の飲み合わせで注意したいのは、グリチルリチン、甘草含有製剤です。甘草を含む他の漢方薬と一緒に飲むときは、偽アルドステロン症という副作用に注意しなければなりません。