2014/09/30 (更新日:2014/08/19)

楊拍散で外側から効かせる漢方の使い方について

捻挫や打撲に!恐るべきパワーを秘めた楊拍散

漢方薬とは自然界にある植物や動物、鉱物をそのまま使う生薬を患者のそれぞれの症状に合うように調合して処方される薬です。その生薬の組み合わせはおよそ300種類にもなると言われています。

また、漢方は長期間服用することで効果が感じられると言われています。さらに、妊娠中や授乳中でも服用することが可能な場合もあるので大変便利です。ですが、自己判断で服用するのは危険なので、医師による診断と処方を受けるようにしましょう。

今回、特にとりあげる漢方は楊拍散といって、捻挫や打撲に効果のある漢方になります。楊拍散とは、楊梅皮:黄拍:犬山=2:2:1の割合で調合されています。それぞれの特徴を解説すると、楊梅皮とはヤマモモの樹皮を乾燥させたもので、下痢止めや痰の除去などの効果があります。

次に、黄拍とはシナキハダの樹皮を乾燥させたもので胃腸薬としての効果があります。最後の犬山椒はイヌザンショウの果皮を乾燥させたもので、日本では昔から湿布の代わりに使われていました。

では、具体的な楊拍散の使い方を解説します。粉末をやや濃いめの番茶で適度な硬さになるまで練ります。次にガーゼに薄く延ばして捻挫や打撲の患部に貼り付けます。1日に1~2回程度張り替えるとより効果的でしょう。

ここで漢方を服用する上で注意点があります。漢方には副作用がないと思われがちですが、人によっては副作用が生じる場合があります。西洋の薬(一般的な薬)のような副作用はほとんどないですが、食べ物アレルギーに反応してしまうことがありますので注意が必要です。

漢方は、自然界にある植物や生き物、鉱物をそのまま使用した生薬なので、例えば魚の特定の種類を食べると蕁麻疹が出てしまう場合や身体の調子が悪くなってしまうなどの症状が生じてしまう人もいるでしょう。医師に事前に伝えてから処方してもらうようにしましょう。