2014/07/04 (更新日:2014/08/18)

漢方の基礎とも言える生姜のすごい力について

健康の事を考えるなら知っておきたい漢方!生姜の健康効果

生姜はショウガ科に属する多年草の植物です。この植物は熱帯アジアが原産地となっており、インドや中国などでは古来から、香辛料や漢方薬の材料として用いられてきたほか、日本にも2~3世紀の頃には中国を経由して伝来し、漢方薬や食材とするために栽培が行われていた記録が残されています。

生姜は栽培や収穫の方法によって、様々な部分を利用することが可能ですが、一般的に生姜といった場合には、地中にある根茎と呼ばれる部分のことを指します。

この根茎の部分は、食べると特有の辛味や香りが特徴となっており、その特徴から薬味やスパイスとして利用されることが多いですが、この特有の辛味や香りは、根茎に含まれるジンゲロールとショウガオールという物質に由来しています。

生姜の根茎は摂取することで身体を芯から温める効果がありますが、そうした効果をもたらしているのが、ジンゲロールとショウガオールです。ジンゲロールが持つ、手や足といった末端の血管を広げる効果と、ショウガオールが持つ、胃腸の壁を刺激して熱を作り出す効果の相乗効果により、身体が内側から温まる仕組みとなっています。

生姜は古来から中国で漢方薬として用いられてきた記録が残されており、書物には「身体の中を温める」「寒冷腹痛を止める」と記述されています。そうした効果については現在では研究によって実証されていることもあり、漢方薬を代表する素材の一つとして様々な製品に活用されています。

生姜は日本国内でも広く生産、流通しており、どこでも入手できる身近な食材となっているため、日常的に摂取することは容易ですが、生姜が持つ効果を最大限に発揮するためのポイントとしては、生の状態ではなく、一度乾燥させたものを摂取することが重要です。

根茎に含まれるジンゲロールとショウガオールは、どちらも身体を温める効果がありますが、このうちショウガオールは特に効果が大きいと言われています。

ジンゲロールは乾燥させることでショウガオールへと変化する性質を持つため、乾燥させた根茎は生の状態と比較すると、含まれるショウガオールの量が大きく増加しています。