2014/09/18 (更新日:2014/08/18)

麻杏甘石湯の漢方パワーが咳の苦しみを和らげる

激しい咳の発作に!恐るべきパワーを秘めた麻杏甘石湯

麻杏甘石湯は、気管支を広げて痰を出しやすくして呼吸を楽にする作用があります。ひどい咳にとても有効な漢方になります。ゼイゼイいって息が苦しかったり、咳き込んでしまうような急性期の気管支喘息によく使用されます。

麻杏甘石湯は、発熱している風邪の咳などにも発汗の有無にかかわらず用いられます。小児喘息、痔核などの病気の改善にも効果があります。麻杏甘石湯は、比較的体力があり、のどが渇きやすい人に適している漢方になります。

マオウ、キョウニン、カンゾウ、セッコウの4種類の生薬から構成されています。マオウには気管支拡張の効果があり、ゼイゼイする喘息の発作を抑えます。発汗作用や利尿作用、解熱作用などの効果もあります。キョウニンは痰を排出する効果や鎮咳作用があります。

カンゾウは緩和作用があり、セッコウは解熱鎮痛作用、消炎作用、止渇作用などの効果があります。麻杏甘石湯は、味はすこし甘みがありますが渋い味になります。

麻杏甘石湯は、通常成人の場合7.5gを1日2回~3回に分けて投与します。食前または食間に服用するのですが、麻杏甘石湯は、症状がひどい時や発作時の時に服用できるように頓服で処方することもあります。

発汗が多い人や胃腸の病気、循環器系の病気、排尿障害などがある人は、慎重投与が必要になる漢方になります。

飲み合わせに注意した方が良い薬は、甲状腺製剤やカテコールアミン製剤、エフェドリン類含有製剤などになります。血圧の上昇やむくみなどの副作用が起きることがあり、偽アルドステロン症と言われる症状で、長期併用時など注意が必要になります。

また、下痢や胃の不快感、イライラ感などの副作用が起きる場合があるので、副作用が起きた際は、医療機関を受診をして下さい。